お練り終了。
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お練りが始まる前。「お渡り」の橋の存在だけでも、なんとなくテンションが高まる見物客。というかドキドキし始める、わたし。
五色の糸を手に持ち、阿弥陀如来の来迎を待つというのが、平安・鎌倉期の臨終の作法だったらしい。私の前にいた若い女性は、ずーっと五色のリボンを握りしめていた。ということで、私はお練り終了後にリボンの束を握らしてもらった。
菩薩様たちは、お面の眼の穴が小さいので、必ず付き添いの方を伴っている。菩薩様がだんだん小さくなるのは、後の方ほど年若い人、つまりお子様がコスプレなさっているから。
それぞれが楽器を手にしておられ、バーチャルでなく本番の来迎時(!?)には、みなさん各パートを奏でられるそうだ。「お練り」が菩薩のオーケストラといわれる所以である。
もちろん「お練り」では手に持っているだけ。菩薩さまたちの演奏はない。
↑最後の菩薩様、本堂である極楽に帰還される。お疲れさまでした。また来年、お会いしましょう。
那須与一ゆかりのお寺なので、日の丸扇がお寺のトレードマークになっている。境内にも、先に日の丸扇がつけてある長い竹があった。青空によく映えていた。