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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

櫟野寺(らくやじ)

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(遅ればせながら、10月18日の日記をアップしました。お練りの最終記事です)  10月のあたまにH氏と櫟野寺(らくやじ)と油日神社に行った。    山の麓にある、のどかな甲賀のお寺である。刈り入れの済んだ田んぼの隣にある駐車場に車を留める↓  甲賀は忍者の里なので、飛び出し人形も忍者姿だ。ウィキペディアより櫟野寺の概略を説明してもらおう↓  この寺は、792年(延暦11年)この地を訪れた最澄が十一面観音を安置したのに始まると伝えられ、806年(大同元年)坂上田村麻呂が堂宇を建立したという。たびたび堂宇を焼失しているが、そのつど再建されている。旧本堂は1968年に焼失したが、仏像等は収蔵庫に保管されていたため無事であった。  本尊は十一面観音で、櫟野観音(いちいのかんのん)とも称される。   付け足すなら本尊の十一面観音は秘仏だ。1年に一度、11月3日に御開帳がある。あ、もうすぐだ。  門までのアプローチは長い。しかもデパートの開店直後のように、ずらりとお出迎えしてくださる方が。  三十三間堂もびっくりなほど大勢の十一面観音様が、ウンパルンパのようにお出迎えなのだ。歌ったり踊ったりはないけれどね。(あったらこわい)  ありがたいお出迎えを受けながら、門にたどり着く。両側に仁王さまがいらっしゃる。法輪を描いたらしい大きな提灯の下をくぐる。  何度も焼失した本堂なので、建物は新しい。  のんびりと横切っていく猫↓  法輪を描いた三本足の巨大香炉?にH氏が興味津々。「あれなに?あの顔みたいなの」  ・・・顔です。 「香炉の足に顔があってもいいじゃないか!」 作者は岡本太郎か?  本堂の中には、大変上品な淡く渋い色調の天井絵があり、花鳥風月が格子の円の中に描かれていた。びっしりと描かれていないので天井絵にありがちなケバさなく、落ち着きと静寂のある佇まいになっていた。  この日は離れにある寺の集会所で、宴会もとい昼食会!?がおこなわれていた。土俵がきれいにされていたので、坂上田村麻呂が始めたという奉納相撲の関係の寄り合いだったのかも。しかし千年以上も続いているのか、奉納相撲。滋賀県って、古い伝統が山のようにあるのだなあ。住んでる人はきっと大変だけど、知られざる民俗学の宝庫かもしれない。