宇治へ
おしごとで宇治へ。
宇治はいいところだ。京都というよりも、奈良の匂いがする。もちろん地理的にもぐっと奈良に近い。萬福寺のあるJR黄檗より一駅奈良に近いのだ。
さまざまに趣向をこらして観光客をお出迎えしてくれる↓
宇治橋同様の赴きある時計の意匠。
お茶屋さんの伝統ある看板
茶摘み娘たちが、力一杯ウェルカムを表現する駅前の門。運動会の入場門よりアツいかも。
静岡の清水よりたぶんもっと「茶の香り」がする参道だってある。ほんとクラクラするくらいの茶の香りである。御茶屋さん(ホンモノの飲食するお茶で、男子が遊んだり接待したりする場所ではない)がひしめいていて、なかでも老舗の三巨頭の支店がシノギを削っていた。
それだけに道に植えられたベルト状の背の低い樹木はお茶なのだ。ちょうどシーズンだったみたいで、かわいらしい小振りの一重の白サザンカのような花が咲いていた。実だって成っていた。徹底的に「お茶づくし」のまちだ。こんなものだって駅前にあった↓
茶壺型みどりのポスト!
宇治といえばお茶以外にも、源氏物語や平等院がある。今回は残念ながら平等院には行くことはおろか、その姿を垣間みることさえできなかったのだが、宇治橋や宇治川や紫式部の石像などを眺めることによって、宇治十帖の世界に触れることができた(かもしれない)。
おもむきのある立派な橋↑
観光客のだれもが「彼女」こと紫式部の写真を撮っていた。とある高校生男子などは、こともあろうに彼女の鼻(のアナ)に指を・・・この狼藉者!
ま、仕事で行ったのだから当然観光はムリだけど、宇治の空気に触れ、宇治のお土産を買うことができたので、とりあえずの目的は達成できたというところか。
平等院は残念だったが、その片鱗を伺うような物件には遭遇した↓
電話ボックスである。しかしただの電話ボックスではない。
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