以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

気まぐれに醍醐。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
 昨日の日曜日は、京都の円山公園にて「私学フェスティバル」なるものがあった。PTAの役員で、恒例のたこ焼き屋をされるのでお昼からの要員として割り当てられた。  懐かしい母校の高校への通学路だった商店街を通り抜けるルートで行って見る。商店街の中に、小さな「京町家のお宿」が数件あってビックリ! ヤンチャ娘たちが授業を抜けて集ったお好み焼きの店や、早朝から開いていたお世話になったパン屋さんは見つからなかった。  たこ焼き屋さんは近隣テントの別私学校のお母様たちの購買協力もあり、時間ギリギリになんとか完売。  「新幹線で食べるから」とビニール袋を所望されたり、遠くはシンガポールからお見えのお嬢様方にも買っていただいた。格安のたこ焼きだったので、完売したにもかかわらずトントンくらいか。とはいえ、それなりに有意義な一日だったが、すべて終了したのが15時だ。  他のお母様方とは帰宅方向が反対なので、ひとり地下鉄の東山駅に向かい、切符を買う段になって、突如「もう一声!」という空耳がきこえた。「せっかく交通費払って来たんだから、このまま帰っちゃもったいない」と。  そこで、もよりJRの駅までではなく、もう30円プラスして醍醐まで行くことにした。醍醐寺に一度行きたかったことを思い出したのだ。それに宇治で調査員バイトの終盤で気さくに応えてくださった方が醍醐の方で、「いいところよ〜」とおっしゃっていた。「醍醐寺、行きたいと思ってたんです。ぜひ近々行きます」と一期一会の方ではあるが約束もしている。今日行かなければ、いつ行けるかわからないじゃないか。  と、律儀に地下鉄で醍醐まで行くと、その律儀さに神様も感銘を受けたのか、バス停にはジャストタイミングでバスが入って来た。あとから知ったのだが、休日には10分おきに醍醐寺直通のミニバスがあるらしい。醍醐寺が、そんなに人気者だとは知らなかった。・・・え!世界遺産でしたか!? こりゃまた、失礼しました。    が、到着したのは4時だ。霊宝館の受付で2館共通券を所望したところ「もう4時ですから、ひとつしか見る時間はないです」と気の毒そうに宣言されたので、仕方なく霊宝館のチケットのみ購入する。醍醐寺の宝物を所蔵/展示する霊宝館は春秋一定期間の特別公開しか見られないらしいので、こちらをチョイス。    いつもながら真言密教の仏像は異形で不思議で、とても面白い。顔がいっぱい、腕がいっぱい、おまけにカラフルなので、浄土系の仏像とまったく違った面白さがある。平安時代に作られた仏像もハイクオリティな完成度で、みていてため息が出るほど美しいお方も多数いらっしゃった。如意輪観音坐像などは、思わず「ブロマイドを!」と思ったくらいだったが、残念ながら、お土産物売り場は、私が門をくぐって暫く後シャッターを閉められていた。  他にも大威徳明王が乗っている牛なんかは、もう絶対H氏に見せたい!!と切望した。漫画「よつばと」のびっくり目みたいな牛で、面白過ぎる! 別のブログでは「『ワンピース』のチョッパーに似ている」というご意見もあり、画像とともに比較対比されてあった。確かにね。  扇のような形の不思議な松。だけど扇形の松だなんて、おめでたすぎる。  大満足で霊宝館の仏像や襖絵や屏風絵を堪能したあとは、仁王門まで歩く。私が間近までくるやいなや、門番さんが無情にも仁王門を閉鎖していかれ、私は仁王さまの写真のみ撮影。  引き返して門を出てバス停に着くとすぐ、醍醐駅までの直通バスが来てくれた。時間足らずではあったけど、見事なしだれ桜の大木が数本あったので、この続きはまた、桜の時期に来ようということで。  ↑『妖怪人間ベム』に出て来そうな不気味な姿の老木だが、春には見事な花を咲かすしだれ桜だ。