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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

妓王寺(ぎおうじ)

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 妓王寺はわが家からそう遠くない場所にある浄土宗のちいさなお寺だ。何年か前には高齢の尼さんが一人暮らしをされていた。いまは無人になり、村人が守っている。滋賀県のHPよりひもとけば↓

 「平家物語」で知られる白拍子(しらびょうし)の妓王(ぎおう)・妓女(ぎじょ)姉妹とその母と佛御前の菩提を弔うために建てられた小寺と伝えられている。彼女らの生家が、どうもこの地にあったらしいのだ。

 妓王・妓女姉妹は京の都で白拍子となり、妓王は平清盛の寵愛を一身に集めた。水利りの悪さに苦しんでいる故郷のために、清盛にお願いして野洲川からの引水の難工事を完成させたという。のちに妓王は若い白拍子に寵を奪われ、清盛に追放されて京都山嵯峨野に隠れ住んだが、地元では、「祇王井川」で故郷の村人を助けた偉大な女性として敬われている。

 ということで、実は有名なのは清盛の元を追われてから庵を結んだ京都・嵯峨野の『祇王寺』(漢字が違う)の方なのだ。が、なんのこちらだって縁(ゆかり)の地、ということで野洲市観光物産協会さんはめっきり力を入れているようだ。 だって追われて住んだ場所より、生まれ育った場所の方がやや古いし、意味深いじゃないですか!(ということなのか?) 人生ゲーム的には「ビッグチャンス到来!」だ。ここで存分に動かなければ、いつ動くというものだ。

 ということで、協会のHPのトップから寺の写真がバーンとアップされている。

 駐車場対策も万全だ。いつの間にか、こういう看板が林立していた↓

 幟(のぼり)も用意されている。こちらはまだまだ少数派↓

 観光物産協会さんの意気揚々さが判ろうというものである。

 ところで私が初めて自主的に観た大河ドラマは『新・平家物語』だった。およそ40年ばかり前だ。と、書いて自分で驚く。小学5年生くらいだった。歴史の面白さにも目覚める年頃だったのである。

 『新・平家物語』で平清盛を演じたのは仲代達矢さんだった。子どもの頃の吸収力はすごい。「平清盛」といえば、即座に坊主頭の仲代達矢さんの顔が浮かぶ。これに上書きして松ケン清盛に更新するのは、やや時間がかかるかもしれない。

 でも、いかんせん私は松山ケンイチはわりに好きな俳優さんなので、意外に40年間培ってきた!?平清盛像はあっけなくくつがえされてしまうかもしれない。

 さあ、野洲市観光物産協会さんのためにも、私の平清盛イメージを更新するためにも、がんばれNHK大河ドラマ、『平清盛』!