セロリよ、永遠なれ
とにかくH氏一人の収入で暮らしを維持している昨年からは、リサイクルとか節約に命懸けである。ついでに断捨離とまではいかないが、不要品の整理とか機能的な暮らしとかにもからだを張っている。いや、命懸けは大袈裟だな。趣味のひとつとして、と言った方が正しい。
ということで、畑の野菜や家にある植物を最大限に活用するというのが、そのひとつ。
最近のブームはセロリ風呂だ。柚子はとうに終わってしまい、入浴剤に頼る日々になってしまったのをなんとかしたいと、ネットでハーブなど天然由来の入浴剤を調べてみたら、見つけてしまった。
畑のセロリは春先、とても重宝した。スティックサラダとしてはもちろん、高かったキュウリのかわりにポテトサラダに入れたり、漬け物にしたりと大活躍だった。4月初めにはさわやかに若々しく美味しかったセロリが、どんどん筋張って堅くトウが立ってしまい、5月には食料としては無理になってしまった。枝分かれして、株が増えて、花が咲くほど成長しているのにである。
ムダに畑を占拠していると思われたセロリが、活用できるのである。これはうれしい。入浴剤コストが節約できる上、堅くなったセロリをムダにすることなく利用できるのだ。
作り方は、例によって大雑把だ。お茶袋の大に、2センチ幅くらいに切ったセロリを入れていき、これを3袋作る。お風呂に浮かべる。これだけだ。
効能効果は、
・血行や新陳代謝の促進
・風邪の予防
・疲労回復効果
・冷え性の予防、改善
・精神安定、リラックス効果
・安眠、快眠効果(不眠症の改善)
・美肌効果
らしいが、この中で如実な効果は「血行の促進」「冷え性の改善」だ。私が深夜に入る頃には、ぬるいお湯になり、いつもなら追い炊きが必要になるが、セロリをいれると、たとえぬるくとも不思議に血行がよくなるので、追い炊きはしなくても大丈夫。よって、光熱費も節約できる。なんと素晴らしい。
セロリ、バンザイ! 究極の「いい子」野菜である。