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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

知恩院へ

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 春の特別公開も終盤となる5月も末、知恩院の三門に登ることが出来た。相棒は東寺でコンビを組んだ読書会仲間のNさんと、例によってれんくみさんのトリオだ。

 私は知恩院配下の女子校に通っていたので、懐かしの通学路を通って行ってみた。裏街道ルートである。というか、逆に一般的な表門からのルートがよく分からなかったりする。

 女子高生の頃は、JR山科から京阪電車に乗り換え、東山三条で下車し、細いアーケードがある古川商店街を通り抜け、石の橋を渡って白川を越え、細い路地から地下(だったように思う。あやふやな遠い記憶)の下駄箱にたどりついた。

 登校時には、商店街で7時台よりオープンしているパン屋さんで昼食を確保したこともある。下校時には、路地の民家の柿の木の下で、スズメバチに刺されて再度学校の保健室に舞い戻り、手当してもらったこともある。あれもこれも懐かしい思い出だ。

 今や、路面を走る京阪電車は消え、山科駅から乗った市営地下鉄の東山駅で下車する。古川商店街は健在だが、当然お店は様変わりしている。八百屋さんや魚屋さんや荒物屋さんなどは、いまもあるが、お好み焼きやさんやパン屋さんはない。かわりに町家のお宿とか今風のお店が新興勢力となって点在していた。

 それでも細いアーケード付き商店街はレアな存在らしく、なかなかウケた。アーケードのトンネルを抜けると、白川に出る。浅瀬の川だ。川底の石がハッキリ見えるほど、透明な水が流れている。

 そこで最初の知恩院の門、古門にたどり着く。

(明日に続く)