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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

一本橋と古門

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 白川に架かるゆるやかな石の太鼓橋か、石の一本橋か、どちらを渡るかで迷う私たちだったが、古川商店街を通り抜けた直後で、ややテンションが高くなっていたのだろう、最年少者の提案により、一本橋を渡る。  丸太や木の板でなく石の橋なのだが、幅は30センチあまりだったろうか。自転車で渡るのは躊躇される。それは曲芸の域だろうが、慣れた地元民なら可能かもしれない。  すっかりバランス感覚が衰えたとはいえ、子どもの頃は木切れや丸太の橋を渡りまくっていたのだ。昔取った杵柄を支えにして無事渡り終える(笑)  今のいままで知らなかったが、『土曜ワイド劇場』とか『クローズド・ノート』とか『木曜ミステリー 京都地検の女』とか、様々なロケ地になっていたらしい。確かにロケ地にはうってつけの、古門前の風景だ。  ところで、この一本橋は、調べてみたら由緒あるものだということが判明した。 一本橋(通称:行者橋)は、 比叡山阿闍梨修行で千日回峰行を終えた行者が粟田口の元三大師に報告した後、 京の町に入るときに最初に渡る橋で、阿闍梨橋とも言われる。」  という案内プレートが橋の袂にあったのだが、古川商店街の余韻醒めやらない私たちには、目に入らず。でもキケンを冒して渡ってよかった。気分は行者さまだ(って、そのときは知らなかったが)。  古門前にて写真タイム。白川と石橋の風情や、古門前の落ち着いた佇まいに、しばしひたる年季の入った女子トリオ。  この門の中の学校に通っていた高校生の頃、定期テスト最終日は、この門を通って友達と河原町に繰り出し、三条のマクドナルドで腹ごしらえをし、ブックストアのハシゴをしたっけ。まだ本のテーマパークのような駸々堂書店も、喫茶カウンタ―があり舶来文具がおしゃれな丸善も健在だった。まさかそれらが消える日が来るなど、思いもよらなかった。  ツノの折れた鬼瓦↑  古門のサイドより↑  キミは覚えているかしら?  門柱も歴史がある。  古門は京都市の指定文化財