三門へ
お土産タイムも堪能したので、いよいよ最終目的地である「三門」へ。なにしろ今回のメインイベントである。
台風一過ではないが、嵐の後に日差しが戻ってきた。世界がすっかり洗い浄められ、ぬれた葉っぱや地面がキラキラと輝いている。なんというグッドタイミング!
さて三門への階段を下るわけだが、男坂と女坂の2ルートがある。躊躇する2女子を尻目に、見かけは華奢だけど、常に冒険野郎な攻め姿勢の心意気でチャレンジャーなれんくみさんは、男坂を1、2段降りかけたが、
「あかん、フラッとめまいが」。
だって、こんな急勾配だしさ。この高さだけで充分、めまいするよね。
上から見たら急斜面の坂にしか見えない。石段なのに。
下から見ても、インカのピラミッドみたいに険しい。体育会系らしき高校生男子がすごいスピードで駆け上がっていたが、そんなマネは私たちにはキケン過ぎる。「よい大人は決して真似しないでください」というテロップが入りそうだ。
そんな訳で、なだらかに迂回する女坂をくだっていく。正解。
あすはヒノキになりたい! 子どもの頃読んだなあ、「あすなろ物語」(by井上靖)
ついでに思い出したけど、「次郎物語」とかも読んでたなあ。小学生の頃が、一番まじめな読書をしていたのかも。
「念ずれば花ひらく」by坂村真民(詩人)。作者の筆跡で彫られた石碑である。
なんとこの言葉を彫った石碑が、世界中に700基ほどあるそうだ。
女坂をゆっくりと下る。
いよいよ三門に到着だ。