みかえり駱駝(らくだ)
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梅雨の晴れ間の、からりと晴れ渡った青空の下、午前中は実家に届ける為に、じゃがいもを掘り起こしたり、キュウリを切ったり、青紫蘇や人参を引っこ抜いたりしていた。おまけに毛虫が付き始めた柿の枝で、通り道の上に伸びている枝を、得意の(!?)高枝切りハサミやノコギリでバサバサと。これから出かけるというのに、すっかり汗だく(汗)
たぶんこれで、ずいぶん消耗してしまったのだろう。そのあと、実家の石段にさしかかった途中で、登りきれるか大いに不安になる。登りきったときには、かなりの息切れだったが、ガクアジサイや白い八重のクチナシが、上品に歓迎してくれた。
苦労して届けた野菜たちは、帰る時にはカニや貝柱の缶詰に化けてくれた。親とはありがたいものである。あちこちガタガタといいつつも、80近い両親が自力で生活できるだけで、「神様ありがとう」という気分だ。
美しい夏の日、という言葉は、今日のような日のためにある。堤防を下ったときに見えた風景、名付けて「みかえり駱駝(らくだ)」↓
上空は風が吹いているらしく、どんどん雲の形が変わった。一瞬の造形。
風雲がふりむく駱駝つくりけり