不老の滝
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十一面千手観音座像は、離れがたいような観音様だった。撮影禁止看板がなかったので、お像を分けていただく。
この観音さまは南北朝時代の作?と推定されているらしい。いかにも自信がない。
こちらの住職は入口近くの開け放された庫裏で、写経のようなことをされていた。入った時に挨拶をしたら、頷かれていたので参拝者がいることは認識されていたと思う。
H氏は次なる獲物(?)をみつけた。山の方に磨崖仏がいらっしゃるという矢印看板があったのだ。山の中の磨崖仏なんて、もろH氏好みだ。
山の入口には「不老の滝」がある。いわれはあるのだろうけど、そこまでの説明はない。
透き通った水が、冷たそうだ。
水量が少なかったので、あまり滝っぽくない。
階段形式の山道なので、まだしも歩きやすい。
糸のような滝は、それでものぼって行くにつれて
滝らしくなる。
ひんやりした山の空気から
山道に落ちた青いドングリから、秋の足音がする。
ごろごろした大岩に染み入る、静かな滝の音。