兵主大社、ふたたび。
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
読書会仲間のNさんが、用事でたぬき亭まで来てくださったので、ついでに本の話をしたあと、近くの神社「兵主大社」までご案内した。2年前にH氏と訪れたときには紅葉の季節だったが、まだシーズンではないので貸し切り状態だ。(青字下線部分をクリックすると、2年前のてなもんや夫婦の紅葉狩り参拝が読めます)
奈良時代に創建された古社である。社伝によれば、琵琶湖の対岸、穴太に社地が設けられ、欽明天皇の時代に琵琶湖を渡って現地に遷され、社殿が造営されたらしい。
その際、琵琶湖では亀に乗り、陸地では鹿に乗ってこの地に神様がやっきたので「鹿と亀の神社」というのがキャッチフレーズの神社である。手水舎には大きな亀がいるが、鹿はいずこ?
のどかに水を吐く亀。
かなり地味な参道脇に鹿のレリーフ発見。場所も地味だったが、レリーフ自体も地味なので、前回は見逃していたかも。実は本殿・玉垣の中に鹿の像があったが、サイドへ回り込まないと見られない。なぜか鹿の扱いは控えめに押さえてある。そのくせ瓦には兎を使っている。なぜに兎?
とはいえ、おみやげ品の「兵主せんべい」(800円)は鹿と亀がイーブンに焼き付けられていた。
(こちらで兵主大社の解説とせんべいの画像がみられます↓) http://shigamania2.shiga-saku.net/e72756.html
本殿の横にあった旧護摩堂には、いかにも古そうな陶器の狛犬さんたち。
狛犬というよりは、シーサーか?
本殿の横では苔の上に玉垣の影が落ちていた。
せっかくだから、今回は庭園にも参戦することにした。庭園は、平安時代の作で、大規模な地泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)。池に中の島を浮かべて出島を作り、護岸(ごがん)の石組みや築山の三尊(さんぞう)石組みなどがある。
硬貨で一番高額の一枚をお支払いし、お庭への鍵を開けてもらう。開け、護摩! (明日につづく)