地泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
受付の方にお庭への小径に入る柵の鍵を開けてもらう。まるで「秘密の庭園」だ。
細長い池、中の島、紅葉が始まらんとする樹々たち、石橋、庭石たち。
クスノキも高く高く梢をそびえており、でっかいゴイサギが悠々と翼をひろげて飛んでいた。
苔がきれいだ。その先にみえるのが、東屋(あずまや)。
今回の発見は、このあずまや。最初はなんということなく、写真も撮らず見過ごしていたが、同行のNさんが、あの天辺にある鉢は何!?とつぶやいたため、初めて気づく。あまりにも鉢が屋根に馴染んでいたので、違和感無くスルーしてしまったのだ。
ほんまや!! なんやあれ?
帰宅後調べてみたら、茶室や東屋によくある円形の茅葺き屋根の天辺には、雨避け(「水仕舞」というらしい)のために大きなすり鉢を被せるらしい。。円形の茅葺屋根は、茅の先端が集まる頂点の仕上げが難しく、鉢を乗せて雨漏りがしないようにするのだ。
庭では蚊の残党の攻撃を受けつつも、季節外れの蚊は毒が薄いからか、さしたる被害も無く神社を出る。
楼門を出て鳥居をくぐり、駐車場に戻るとこんな看板が。
鮒寿司(ふなずし)祭?? 一体どんな祭なのか?
一疑問去って、また一疑問。兵主大社への興味は尽きない。