以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

青空書房で3人3様

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 青空書房に到着すると、店の前で、何とテレビの収録らしきスタッフが二名、片付けをされていた。青空書房を取材されていたのだ。

 先日放映された「関西熱視線」というドキュメンタリー番組で「青空書房」が取り上げられたところ、けっこう反響があったので、新たに収録をされたとか。今度は全国オンエアされるらしい。放送日時を聞いたところ3月22日(金)の午後7時半とか。それはみなければね。

 青空書房の店主、坂本健一さんは、いつもなら本への熱い想いをとめどなく語られるのだけど、その日はなぜかニコニコと温和ながら、沈黙気味だった。お店は開け放しで、暖房もなく寒い。ムリされなければいいのだけれど・・・と気にしつつ、棚を流していく。

 それでもいくつか「おおお〜!!」という本をみつけて、やや興奮状態に。私が棚を見ている間、H氏はスタッフの方に「青空書房」との長いお付き合いについて語っていた。

 そんなさなかH氏が呼ぶので行って見ると、おばあちゃんというくらいな年齢の「大阪のオバちゃん」がスタッフの方、H氏に「飴ちゃん」を配っていた。私にも、そしてKちゃんにも。飴を配り終えると満足した大阪のオバちゃんは、かっこよく颯爽と立ち去った。実は意外にも、大阪のオバちゃんが、飴ちゃんを初対面の人たちに配っているのを見るのは初めて。

 一方Kちゃんは、この機を逃すものかと素敵な若い女性のプロデューサーに、「どうやったらテレビ局に就職できますか?」と4年後に向けての種まきをしていた(笑) さすがは、ちゃっかり娘だ。

 さて私が購入した本たちだが。

 これはH氏がえらくタイトルを気に入っていたので、購入↑

 これはわが家で大人気の「べつやくれい」の父親、別役実ということもあり、Kちゃんにいつか読んでもらえればと希望的観測で買ってみた↑

 これは単純に壊れた脳機能が、どうすれば回復するのかの興味で↑

 そして今回、一番鼻息荒く手にしたのがコレ↓

 これはっ!! ヨコジュンが推薦し、「と学会」も真っ青な本。高い棚にあったので、店主にことわって椅子を使って引き出した。これは買わないと!

ムー大陸は日本だ」「アメリカを発見したのは日本人だ」は、ともかくとして、(それだって相当ぶっ飛ぶが)「日本は地球より前からある」って?! 

 明治、ことに大正時代って絶対面白そうな時代かも、とおもっていたけど、まさかこれほどとは・・・。

 これらをレジに持って、店主に支払いをする。たいへん柔和に微笑まれて、丁寧に対応していただき、心温まる思い。

 朝ドラ「カーネーション」で、ほっしゃん。演じる北村が初めて小原家で晩ご飯をご一緒したとき、麻生 祐未さん演じる糸子の母、千代の優しさに感激し、「おかあさんは、仏さんや〜! おがんどこ」と手を合わせていたが、この日の店主は、まさにそんな感じだった。慈悲深い微笑みに、はっとして心打たれた。