あじさい三昧
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本堂からくだって、道の両側に紫陽花を眺めつつ、おしゃべりしつつ、のんびりと歩く。
「花の御寺」は、あじさい祭だ。
白いあじさいは、ひときわ清楚で瑞々しい。いかにも「おじさん好み」だが、私も好きだ。
青紅葉も、爽やかに風にひるがえる。
谷にも、あじさいだらけだ。
弘法大師空海の入定、1150年を記念して作られた御影堂。記念するには、数字がやや中途半端だ。昭和の終わり頃だから、まだバブルの頃だな。
蓮の上で、いかにも穏やかな空海。数珠と密教法具をお持ちだ。祈祷のとき、空海が必携した五鈷杵かもしれない。
お顔がお地蔵さまのようだけど、やはり密教法具をおもちなので、弘法大師。台座に彫られた急須の意味が知りたい。急須ではなく、やはり法具か?
でも彼は唐からお茶の木を持ち帰ったらしいし、三重県には「弘法大師之御茶」という高級茶を売る会社があるそうだし、茶器かもしれない。
ふたたび、あじさいを見つつ、青紅葉の下を歩く。