本(もと)長谷寺
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紫陽花を見つつ道を歩いて、ひっそりと建つお堂にたどり着く。
剽軽な鬼瓦が載った、この建物。なんだろう?
(東海「うましうるわし奈良」のHPより)
道明上人が天武天皇の病気平癒のために寺院を建立した場所に建つお堂。長谷寺草創のお堂であることから「本長谷寺」と称されます。現在の建物は明治9(1876)年に移築され、銅板法華説相図(復元複製)が祀られています。
なるほど、「本(もと)長谷寺」の扁額も、シンプルでゆかしい。
あ、後からパパ僧侶さんが、のんびりとやってきた。
そうこうするうち、舞台からは結構遠くに見えていた五重塔に、意外に早くたどり着いた。
昭和29年に建てられ、戦後一番早くできた本格的五重塔らしい。どうりで朱が新しい。
さて、ひととおり歩いたので、ちょっとブレイク。お茶を飲んで水分補給。
前景に紫陽花、遠くに奈良の山並みと、休憩にはもってこいのポイントだ。
枝打ちをされ、手入れの行き届いた樹々も美しい。
紫陽花を堪能し、次に訪れた場所は「御守授与所」という名の「お土産売り場」。そこであまねく物品を見て、私はわりと見るだけで満足してしまった。なんというか、常識の枠内に収まりきるラインナップだったので。お守りには、配色の妙があるのもあったが、もう学業向上のお守りは、いやほど持ってるし(苦笑)
そろそろ帰途につく時間も迫ってきた。今度は、あの坂道と石段を「登らなければ」ならない。