以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

レティシア書房で買いました。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 瀟洒でこじんまりとした古本屋さんなのに、明るくてキレイ。大体「本が好き!」な本屋さんは、本がひしめいているのだけど、ここはちょっと違う。

 瀬戸内の島々の「おみやげ」の品が、贅沢にスペースを使って、ゆったりとレイアウトされている。壁一辺の細長いスペースに並べられて、誇らしく自慢げだ。その前には、リトルプレスがずらりと並べられている。その上下には、古本が控えめに背中を見せていた。この棚のメインは、あくまでリトルプレスなのだ。見たことないけど、こだわりありそうな小冊子たちがずらり。壮観。しかもゆったりと。リトルプレスを置いているところは、有名な書店で見かけることはあるけど、こんなにゆったり並べていない。思い入れがずいぶん違うのだ。

 奥には、やたら古い、そしてやや高価な(手が届く範囲ではあるけれど)本が混在したちょっとそそられそうな古本たち。児童書、詩歌、美術などと、ざっくりとカテゴライズされてはいるけど、注意深く見て行かないと、掘り出し物を見逃しそう(笑) 

 入口近くまで戻って、一巡しようとするところに、CDやレコードもあった。

 まさかの「綿の国星」のアルバム(これが出たとき、メルヘンなシンガーソングライターの谷山浩子が「私が作りたかった!!」と臍を噛んでいたっけ)が ジャケ見せしてあった。もちろん大島弓子先生が描いたチビ猫のジャケだ。

 ユーミンの『ひこうき雲』もあったな。これはうちにも確かあった(たぶん2枚も。ユーミンのフォトを使ったすごろくのオマケ付きだった。)

 でもこの古本屋さんで運命を感じたのは、友部正人さんや高田渡さんのCDが目立って並んでいたから。昨日、店長日誌を読んで知ったのだけど、実は店長、もともと音楽業界の方だったらしい。

 そろそろ命日も近い奥村店長の引き会わせか?と、勘ぐりたくなるほど。ということは、通わなければならないかもな(笑)

 で、この日に買った、「せとうちのおみやげ」編では

 「どんぐりとやまねこ」手作りクッキー。一食浮くくらい、バターをたっぷり使った濃厚で(でも重くはない)素朴なクッキー。帰宅途中で足折れしたヤマネコが、お気の毒。

 アートで有名な直島の塩サイダー。海から採ったまろやかな塩の味がしました。海のミネラルサイダーと命名したい。

 で、ブックス編としては、

 『変人十二面相』は、小林信彦さんの少女の一人称で書かれたユーモア小説。懐かしすぎてゼッタイ買ってしまう。これは未読だけど。オヨヨシリーズはたぶん全部文庫で買って読んだと思うけど、現在手元にはない。残念。

 『クリスマスの思い出』は、カポーティ/作、村上春樹/訳、山本容子/画の贅沢すぎるシリーズ3冊のうち、これだけ持ってなかったから。やっとコンプリート。

 来春の朝ドラの原作だから。ティ−ンの頃には、村岡訳エミリーシリーズにずいぶんお世話になったから。

 これは新刊で松岡正剛の書店や棚の話でもりあがり、店長がずいぶん喜んでくださいました。これのビジュアル本を図書館で借りたことがあって、「今、買わねば」と思い切ったのでした。