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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

月に一度のチャンスをつかむ。

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 初めてお姿を拝見したのは、たぶん去年、いや、もしかしたら一昨年だったかもしれない。秘仏を集めたガイドブックを本屋さんで立ち見していたとき、目に飛び込んで来たのがこの方だった↓

(「NHK国宝への旅」 第18巻より)

 まさしく一目惚れ。どきどきした。お住まいのお寺を確認すると、大阪、藤井寺にある葛井寺だ。とりあえず頭にインプットして、そのまま月日は流れた。どうやってその地まで行けばいいのか、アクセスがよくわからなかったのだ。時間的にも難しかったのかもしれない。

 しかし、「よくわからなかった元凶の乗り換え」であるJR天王寺から近鉄阿倍野橋駅は、道を隔てているだけの近距離にあることを知り、なおかつ御開帳がある18日で、それも私が一番自由に動ける金曜日で、ということになると今年は10月18日がチャンスだったのだ。春からの計画である。

 行き帰りの電車のスケジュールを立て、お昼ゴハンのお店もチェックし、葛井寺の小ネタ情報を仕入れる。少しの電車のミスもあったが、工程は予定通りに進行したので問題なし。タイムスケジュール的には、寄り道・回り道・迷子が常態化している私にしては順調に進んだ。一年以上想い続けて来た観音様のご加護としか思えない。

 なにしろ初めての場所でまるで土地勘がなかったので、例によって相棒のれんくみさんにご迷惑をかけるかとヒヤヒヤものだったが、すべて順調な上、ラッキーも重なり、予想以上の楽しい旅となった。

 そう、予想以上。目的は、秘仏十一面千手観音さま御開帳拝観だったが、想わぬオプションが目白押しだった。

 藤井寺の商店街、境内の縁日、自称・覗きからくり研究家のおじさんの紙芝居、同じおじさんによる仏教建築における火事除け装飾のレクチャーなどを体験、満喫できたのである。これもまた、観音さまの御利益といえよう。

 その詳細は、また後日。