金龍寺(高松御所)
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短いけれども急な石段をのぼり、息をきらせて金龍寺へ。両側の松が、いかにも木地師の祖神らしくほほえましい。
おそれおおくも、こんなやんごとなきお方が、こんなところにお住まい下さるとは!という、村人の思いが膨らんで行くのが目に見えるようだ。
そんな尊い方がお住まいなのだから、そこを高松「御所」、と呼ぶのは彼らにとっては当然なのだろう。どんなにか誇りにしたことだろう。
この簾が並ぶ様子は、デジャヴュだ〜・・・と思ったら、龍大ミュージアムの外観と似ていたからだった。
さて、次は復習。3日前に学習した神社仏閣建築のパーツの各呼称は?
「懸魚(けぎょ)」の上の六角形のが「六葉(ろくよう)」、真ん中の突起が「樽の口」。「樽の口」の周りの菊文様部分が「菊座」。「懸魚(けぎょ)」と「樽の口」以外はカンニングしたので、50点(汗)。
獅子は情けない顔だけど、花の彫刻は凝っている。底にも模様が彫り込まれている。
ハート模様の猪目(いのめ)がついた釘隠しか。そして「樽の口」と「菊座」もある。
山をバックにした鐘楼は、風景にばっちりハマる。
たぶん鐘を撞く音が、こんなに似合う場所は、そうそうないと思う。
では、次のポイント、筒井神社と木地師資料館へ。