「カッコいい」の新定義
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先日、大学の学園祭を終えてレギュラーモードになったKちゃんが、「冬に向けてのお買い物」から帰って来たとき、舞い上がった様子で勢い込み、帰りの車内でしゃべり始めた。
「あんなあ、今日、めっちゃカッコいい筆箱、見つけたねん! あとで見せるけど」
カッコいい筆箱? 斬新な形態なのか? プリントが都会的なのか? う〜ん、イメージがわかない。実際にみせてもらうしかないな。
家に上がるや否や、BEAMSの袋から出したのは、細長いそら豆型のケースだった。
ぜんぜんフツーやん。てゆーか、たいしたことないやん。
「と、思うやろ? 水色のドットでなにげないやろ? と、思わしといてやな・・・」
と、ワクワク顔で、ひっくり返した。
!!! あかん、笑いがとまらへん!
Kちゃんは得意満面だ。
「フォッ、フォッ、フォッ、フォッって、笑い声が聞こえて来そうやろ!?」
んん〜、確かに。柔らかすぎずシャープすぎず、行間がたっぷりあって、絶妙な笑いを呼ぶバランスのよさ。これが彼女の「カッコいい」定義だったのだ。