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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

油日神社へ

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 柘植の手前、三重県にほど近い油日神社はウチから遠い上、アクセスがなんと、自家用車かタクシーしか選択肢がないという場所に位置している。しかし、静かで佇まいが荘厳で、なおかつすっきりとキレイ。大河ドラマ平清盛』や映画『大奥』のロケ地にもなった。ゾロアスター教徒(笑)の夫が、宗旨違いなのにことのほか気に入っている神社だ。

 今年で3年連続、三が日のいずれかにお参りにいったことになる。

 早速、まるで狼煙をあげているかのような三上山を見つつ、油日を目指す。

 油日神社の駐車場の入口では、甲南固有のデザインの飛び出し坊やがお出迎えだ。いや、飛び出すどころか、坊やは植え込みに逃げ込んでいたが。

 今年もここは、金儲けの片鱗も無い。おみくじもお守りも販売していないし、もはや窓口さえ、さだかでない。うちの氏神さまですら商売に熱心なのに、こちらはとても清々しい。そのくせ由緒正しい古刹である。

 鳥居付近には、神社名を彫った石碑と

 こんなものも、ひっそりと。でも、滋賀県内なのに「鈴鹿」? 

 調べてみると、滋賀県三重県の県境の鈴鹿山脈一帯を「鈴鹿国定公園」と呼ぶらしい。しかも三重県の地名「鈴鹿」をかかげているけれど、公園の面積は滋賀県の方が広い。甲賀市多賀町はまだしも、東近江市や日野町までが入るんだから、かなりの広範囲だ。そんな国定公園になっていたなんて、知らなかった。

 油日神社の、すっくと立った木造でシンプルな鳥居は素敵。

 素朴な扁額もいい。この神社にぴったり。

 鳥居を内側からみたところ。電線がたわんで行き交っているが、静かで清々しい。

 何時来ても、本当に気持ちのいい神社である。楼門には仁王像があったらしきスペースが。

 油日神社は、標高694mの油日岳をご神体とする社。山頂には奥宮があるので、こちらは神体山の里宮だ。

 油日岳の山頂に油日大明神が降臨した際、一大光明を発したため、油日の名がついたといわれている。

 本殿を取り囲む回廊が美しい。社殿は室町時代の創建で重要文化財に指定されている。それらの画像は、また明日にでも。