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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

四天王寺はあなどれない。

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 行ってきましたよ、大阪の古刹、四天王寺。いや、本当は、行ってきたとは言えないかもしれない。

 だって四天王寺に行って、中心伽藍をすっぽり見残してきたんですから。まさかのメインぬき。

 3時には四天王寺を後にしなければならなかったのに(実は、それでも間に合わなかったのだが)、あまりにもじっくりと各箇所を味わってしまったからだ。庭園や宝物展までしゃぶりつくしたのに、中心伽藍を見なかったなんて。かつてない大チョンボだった。もちろん中心伽藍から見るべきだったのだ。

 そもそもの間違いは入口からだったような気がする。わざわざJRから谷町線に乗り換えて(ここでも迷ってさんざん人に訊いた)、4番出口から地上に出て、順路としては正解だったのだ。

 ホントは5分くらいで行けるのだけど、道すがらカーテン生地屋さんで足を止めてしまい、ワゴンの格安カーテン生地を買ったりしたので、3倍くらいの時間をかけて四天王寺に到着。

 到着したのは、極楽門(西大門)はおろか、東大門でも南大門でもなく、一番ちいさな中之門。

 シンプルです。

 木陰がすずやかで、鳥の声が賑やか。

 右手には「地蔵山」があり、お地蔵さん密集地帯になっている。半跏思惟しているお地蔵さま。

 朝ドラ『ごちそうさん』の主要人物、竹元教授(ムロツヨシ)のように、ふんぞりかえるお地蔵さま。

 「元三大師堂」の前で、くつろぐ鳩たちを

 それとなく狙っているのかもしれない白黒斑ノラ猫も、しばし、のほほん気分。

 お地蔵様地帯の向かいは墓石と石仏のピラミッドがあり、その奥は霊園になっている。霊園で、ひときわ高い場所にいらっしゃる石仏の大日如来さまが黙想中。

 「ビルとほとけさま」、という組み合わせは田舎ではありえないので、あまりにシュールな光景を見て、衝撃を受ける。

 そんな衝撃も醒めやらぬまま、おみくじの始祖であり、比叡山延暦寺の中興の祖として知られる大18代天台座主の、本名「良源」、通称「元三大師」、諡号「慈恵大師(じえだいし)」のお堂へ。

(つづく)