新川神社
一行の期待をふくらませた新川神社に到着。
地面すれすれの勧請縄がとおせんぼ!?
ひとめ縄を見た目の肥えた人たちが「これは!」と大いに失望の声をあげる。縄が合成樹脂だったからだ。
「やっぱり自然のものでないと・・・」という声が聞こえる。
ま、時の流れですな。経済や人手、保管と使い回しなどさまざまな要因が、神社側にもあるのでしょう。その辺は大目にみてあげて。廃れて行っているものなのに、一応残そうという意思はあるんですから、まあまあ。
で、こちらのトリクグラズは、○に十字の島津藩の家紋のようなものが4つ。その竹の円のなかに、縄が3本下がっている。
合成樹脂縄事件により、ちょっとガッカリしている勧請縄マニアのみなさんを、にやりと迎える狛犬たち。
でも社殿はいままでで一番立派で、いろんな社もいくつかあった。これは本殿。
ちょっとミニ伊勢神宮のよう。
近くには奉納された質素な門もある。
神社の紋が彫り込まれた蛙股。
いい感じの鬼瓦。
コワさと剽軽さのバランスが絶妙だ。
奉納されたものであることを示した板が、かなり味のあるものだった。
字体もおしゃれ。おしゃれすぎて、神社っぽくない(笑)
年は干支で記入。 文月は7月だけど、癸巳って・・・いつや?
波の瓦も、なにげにかわいい。奉納した人は、なかなかのセンス。
近くでは背の低い蝋梅が、黄色い雲のように満開だった。