清涼寺へ行って来た。その4
経蔵をえっちらおっちら回した後は、霊宝館を探して境内をさまよう。清涼寺のもうひとつのお目当ての仏像が、その中にいらしゃるからだ。
でもその前に、寒さから避難するため茶店で「あぶり餅」を・・・と考えたのだが、店の前でぱったり凍りつく。おやつにしては、本数が多い。それにおやつにしては高価だった。観光価格だから仕方ないか。ということで、あきらめた。
あきらめて、近くの聖徳太子殿を見る。
法隆寺の夢殿を模したものだとか。
もういちど威風堂々たる仁王門に戻り、しげしげと観察する。
丸瓦は「清涼寺」、ふつうの瓦にも「五台山」とネーム入り特注品。
門をくぐって、左右の仁王様を観察する。
正面から撮ると、提灯の笠で仁王様のお顔が見えない。
扁額には、法輪が装飾されていて、なかなかのデザインだ。「五台山」と読む。
もういちど門を潜って、霊宝館を探す。
ここは一切経蔵だし。
裏手に回り込んで行く。とっても寂しい場所に出て、おそるおそる回り込むと、そこが霊宝館だったのだが。
「本日の拝観は終了しました」!?
なんで? まだ2時だよ??
・・・もしかしてだけど、期間限定開館なんじゃないの!?
そうなのでした、霊宝館は4、5、10、11月のみの開館だったのでした。かなしーー(泣) 阿弥陀三尊さま〜と、おもわず膝がへなへなしそうなのを、なんとか踏みとどまり、悲しみを癒すため近くの豆腐関連商品の有名店「森嘉」さんで、白豆腐と飛龍頭(ひろうす=がんもどき)とを購入して帰途に。(飛龍頭の中には、百合根がぎっしり!)
JR嵯峨嵐山のホームの反対側にはトロッコ列車が停車中だった。いまはオフシーズンだけど、初夏には気持ちのいい列車だ。
なんか、「おぼえてろよ〜!」という気分をひきずりつつ、嵐山とさよなら。
今になって思うと、このあたり以降、おでかけのたびになにかしらアクシデントというか、リベンジを誓うような出来事が起こるようになったような・・・。
それはもしかしたら、栞のように印をつけるもので、「また来いよ」という阿弥陀三尊さまのお誘いなのかもしれない(と日記には書いておこう)。