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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

住吉神社

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 最初ここではなく黒駒村で創建され、養老元年(717年)に現在地に移されたと伝えられている。江戸時代には酒見神社と呼ばれており、明治になってから住吉神社に改称されたといわれている。  古刹らしく、狛犬も注連縄を巻かれている。  カールする渦巻きがちょっとモダン。 「うっしっしっしっ獅子♪」  立派な社殿だが、実は戦乱により幾多も焼失し、慶長年間には社頭は荒廃し、祭りも寂れていたとか。  これを知った姫路城主の池田輝政が毎年30石を寄進、四人の重臣を遣わせ再興を支援したと記録されている。嘉永3年(1850年)に社殿が改築され、同4年に竣工し、現在の本社三殿として残っている。  見事な彫刻だと思ったら、本社三殿(絵馬殿、拝殿、本殿)ともに国の登録有形文化財。   龍や鳳凰はお馴染みだけど、「波に旭」って、昔の「アサヒビール」のラベルでしか見た事ないかも。    しかも左側には、なにげに波を渡るウサギが3羽も! 因幡の白ウサギ!?  ここでしばらく見惚れたくらい、魅力的な造形だった。  格天井の木目も互い違いなんだ。手を抜かない。  こちらはごくシンプルな狛犬。やはり注連縄で巻かれている。注連縄ないとどっかへ彷徨い出るのかも!?  「がっはっはっはっは〜」  これが文化財の社殿の内部だ!  三社あるので、お参りする場所も三つなのか?  絵馬です。調べてみたら、「明治期に活躍した加西市出身の画家田能村小斎(たのむらしょうさい)の13歳の時の作品とされ、室町時代の武将楠木正成と息子正行(まさつら)の勇ましい姿が描かれている」そうだ。(神戸新聞2009年8月27日掲載「社寺巡礼」より引用)  こちらは明治に行われた「還暦自賀謡曲会」の式次第?だ。  そしてまたもやウサギ!? (住吉神社の創建日はウサギに縁がある日だからか。明治からの名前だけど)  剣術道場よりの奉納か?  境内の中より。境内の中央に小さな塚がある。朝廷から使わされた勅使が、住吉神社の祭神に礼拝したと伝えられることから、「勅使塚」と呼ばれているそうだ。  この住吉神社で桜の季節の訪れとともにはじまる「北条節句まつり」は、播磨三大まつりの一つに数えられ、長い伝統を引き継いでいる。  優美さと勇壮さが織りなす、華やかな春の祭りとして有名らしい。  東西の神輿、14台の豪華な屋台が、街中での巡行と勇壮な宮入を行う。  古式ゆかしい鶏合せ神事、龍王の舞などが奉納される。  4月に第1土曜、日曜に開催される祭だとか、ということは。  私たちが行った2日前に、その祭はあった、ということか。  なるほど、祭の後に来たのね。「後の祭」(笑) 境内ひとり(ふたり)じめできたから、その方が好都合だけど。  だから帰り道で、こんな風景を見たんだね。題して「地下足袋と桜」。  桜を愛でつつ、「五百羅漢」の矢印看板に沿って歩いていく。  再度「酒見寺」の境内に戻るトンネル?を潜る。  しかし、すんなりとはたどり着けなかったのだ。