中央には冥界の裁判官
左ウイングと右ウイングに挟まれ、冥界の裁判官「十王」の本地仏(たとえば閻魔大王=地蔵菩薩)たちがいらっしゃる。名札付きなので、わかりやすい。
正面には、(左から)阿弥陀如来、普賢菩薩、釈迦如来、文殊菩薩、大日如来がいらっしゃる。
倶生神とは、生涯にわたって人の両肩に乗り、善悪を記録し死後に閻魔大王に報告するという2人の神のこと、だそうです。ということは、もうひとりいたのかな?
ところで「ふたりの倶生神」とは、左肩にある男神を同名(どうめい)といい、善行を記録、右肩にある女神を同生(どうしょう)といい、悪行を記録するらしい。善悪レポートを閻魔大王に報告しないといけないから、地獄の裁判所にいる、ということか。生前の所業の証明は、「しょうはりの鏡」だけじゃなかったのね。
慈悲の普賢菩薩さま。あれれ? 普賢さまの乗り物は、象じゃなかったっけ?これは、一体?? 犬にしか見えないんですけど?
知恵の文殊菩薩さま。あれれ? 文殊さまの乗り物は、獅子じゃなかったっけ? どうみてもシシではなくウシに見える。しかも文殊さまの重みで、いまにもつぶれそうな踏ん張り具合(汗) きっと文殊さまのダイエットを切望しているのでは。
漢字は魔王みたいだけど、きっとあの閻魔さま(だと思う)。そしてバックに従えるペットは、・・・イグアナ!?
名札がないので、正体不明のひとだが、もしかすると不動明王かも。
このシンプルながら独特の味わいがある人は、もしかするとお地蔵様なのだろうか?