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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

やはり心落ち着く場所

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 特別拝観を終え、戸外に出る。本堂の裏手の山の石造りのお堂の凹みに、地蔵菩薩像があった。

 石段上の地蔵菩薩は、1690年(元禄3)、忍澂和尚46歳の時、自身と等身大の地蔵菩薩像を鋳造させ、安置されたもの。

 像の前の枝垂桜が、ほんのりとやさしい。

 薮椿とのコラボも。

 木々の若葉と、

 降り注ぐ日差しと、

 苔の緑とひんやりとした影、鳥のさえずり。

 ここにもお供え物のような椿が。

 ほんのりピンクの馬酔木の花も。

 光と影のはざまに、凛々しい薮椿。

 見上げれば空はほのかな水色で、

 やわらかなモミジの黄緑の葉が、ういういしい。

 石段の落ち椿が、「ようお越し。おおきにどすえ。ほなさいなら」と、名残を惜しんでいるかのよう。

 こんなに気持ちがいいのは、たっぷりなチトンフィットのせい?(笑)

 出口で看板をしげしげ見る人。

 出口で案内説明を、じっくり読むひと。

「直壇の二十五の生花、きれいだったなあ〜」とか、「谷崎潤一郎の墓があるのか〜。さすがの審美眼」とか。静かで半分山の中、椿もいっぱいなこんな場所だったら、さぞかしよく眠れるだろう。