建仁寺境内をうろうろ。
まずはざっと歩いてみる。
建仁寺「本坊」。修学旅行生、グループ旅行の一行、海外からの団体客などが賑やかに出てきた。
見どころの雲龍と双龍の案内。
法堂。仏殿兼用の「拈華堂(ねんげどう)」と言われる場所だ。双龍の天井画が見どころ。
松やモミジの落ち着いた緑の木立の向こうには、
三門がどっしりと聳える。
西来院への参道をあるけば、そこは花の道。
ひときわ目を惹くブルーの紫陽花。左手は紫陽花が続く。
右手石垣の溝には、花菖蒲が少しだけ咲いていた。
水色あじさい。
木の洞(ほら)と紫陽花。
紫陽花と、可憐な薔薇色のツツジ。
クチナシのむこうに紫陽花。
生け垣の向こうに、こっそりと紫陽花。
寄らば大樹の影な、紫陽花。
海老蔵みたいな若き修行僧とすれ違う。禅僧は気迫がある。
「陀羅尼(だらに)の鐘」。修行僧が寝につく亥の刻(午後10時)過ぎ、観音慈救陀羅尼を一万返唱しながらつくことから、この名がある。
一万辺!? 除夜の鐘すら数えるのがおぼつかないのに? 間違えないのだろうか??
またこの鐘は、開山在世のとき、鴨川の七条の下流、釜ヶ淵に沈んでいた源融(みなもとのとおる)の旧物を「えいさい」「ようさい」と、開山の名を呼びながら引き上げたという伝説があるらしい。栄西(「えいさい」とも読むけど、正しくは「ようさい」というらしい)って、なんか『ボルガの舟歌』みたい。