雨戸の日は映画
みなさんのところでは、台風の影響は大丈夫だったでしょうか? 我家ではどこかの樋が飛んで来たくらいで、とくに被害はなかった模様です。
ところが台風の日は一日中、低気圧にノックダウンされて(!?)ほぼ寝て過ごしました。頭痛がして、足もずきずき痛んだし。雨戸を閉めた家の中でごろごろ。
でも、台風の缶詰状態を見越して娘が借りて来たDVD、園子温監督の『地獄でなぜ悪い』を一緒に鑑賞。苦手かなあ・・・と思っていた園監督だけど、細かいところは凝ってたり、スプラッターが過剰なのが、逆にファンタスティックだった。いきなり血の海だからね。そこに白いスーツの男と、白いワンピースの少女だからね。
俳優さんたちも豪華。國村隼、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、堤真一、友近など。
内容はといえば、映画作りを夢見て10年間、自主映画を作り続ける青年たちに、突如、映画作りの依頼が。なんとヤクザのリアル抗争を映画にするという、命懸けの撮影が始まるのだった・・・という、かなりクレージーなストーリー。
この感じ、ちょっとティム・バートン監督の「マーズ・アタック」に似てる。似てるけど、ある意味、もっとバカでもっとナンセンス。映画に「いい話」とか「感動」とか求めてる人にはおススメしないけど、バカでナンセンスに全力投球する爽快感が素晴らしい。こんな豪華なキャストでこんなバカな映画作っていいのか?
きっと見た人の意見はまっぷたつだろうな。ストーリーを追うだけのスカスカで、なんのふくらみもない映画やドラマよりは、ずっとちゃんと作ってあったので、私にはなかなか面白かった。
Kちゃん、ナイス・セレクト!(彼女は、ちょっとびびりながら見ていましたが)