のぼる!
いや、出かける前から、うすうす(うすうす?)覚悟はしていたんですよ。なんたって「石山」っていうくらいだから、石段は回避できなかろうと。でもやはり、いざ目にすると(汗) ショックのあまり下からの写真を撮るのを忘れる。
途中でH氏が「石段」でない坂道を探してくれるも、凹凸が不規則な山道で、階段の方がまだまし。
注連縄を巻いたご神木が近づいて来る。やれ、うれしや。
石段の脇には寄付してくれた方のお名前とお値段が石碑になっている。
「はい、ひゃくまんえん!」 いよっ、太っ腹!
おっと、名前は違うが名字は同じ堀井さまも、「はい、ひゃくまんえん!」。
これはこれは、座主さま、石段のてっぺんとはさすがでございます。
「はい、じゅうまんえん」。
・・・前のふたつとは時代がちがうから、これはこれでスゴイんだとか(H氏談)
「金のことなんか気にせず、次に行けい!」
「ひそひそ」。すみません、ちょっと休憩をば・・・足が、あしが。
「まだ『おあし』のことをぬかすか!」
チーム鬼瓦に喝を入れられつつ、毘沙門堂を眺める。ここの毘沙門天さまは、中々ご立派なお方らしいのに、もはや登る気力なく、案内のみ見る。
建物自体も、特色ある凝ったものらしい。建てたのは、江戸時代後半で和歌山の藤原正勝というひとが施主。兜跋毘沙門天への信仰が篤かった方らしい。
うーん、源頼朝の側近も詣でたのか。千年の時を越えて空間を共有する楽しさ。