帰りは坂道
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多宝塔を眺めた後は、心経堂を横目に見て、芭蕉庵や月見亭を通り過ぎ、琵琶湖の絶景を眺めた。よほど参っていたからか、この辺の写真はない(汗)
さて引き返そう。H氏が「階段より楽そうだから」と坂道を探してくれた。登りより下りの方が膝に来ることを知っているのだ。
平安時代から続く歴史に思いを馳せながら、萩の花を愛でる。
見上げれば、中空に青紅葉が敷き詰められている。
大きな石が積み上げられて、これぞ石山。
苔むした地面から葉っぱを付けず、いきなり茎だけがにょろっと伸びて花がさく彼岸花は、やはりどこか異形だ。
御影堂にもみじは良く似合う。
御影堂の向かいの「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」のバックにある毘沙門堂には、
いかにも、もの言いたげな鬼瓦さんたちがいる。
越後獅子のようなこのお方は、よくみたら剽軽者。風神雷神の子分のようだ。
このあと、ふぞろいな石段を降りることになり、困ったなあ・・・と思っていたら、後からきたご夫妻の女性の方が、「膝に負担がかからない降り方をしなくちゃ」とおっしゃったので、参考にしようと密かに凝視。すると、えらい勢いで駆け下りていかれた(汗)
あれはマネできないわ〜(困)