多宝塔
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さらに石段をのぼって、多宝塔に到着。
こちらには、建久5年(1194)、塔と同時期に制作された大日如来座像がいらっしゃる。
快慶作の重要文化財だ。
表面に漆を塗って玉眼が嵌められ、衣には切金(きりかね)模様がほどこされている、そうだ。
うう、このわずかな段々に恐れを成して、のぞきに行かなかったので、見ていないのだ(悲)
しかし、建物はじっくりと拝見した。下から見上げてもこの風格!
なにせ国宝だ。
屋根は「宝形(ほうぎょう)造り」というそう。うつくしい。
案内看板によれば、内部の柱や天井周りの壁面に、仏像や草花などが極彩色で描かれているそうだ。
いろいろと、みそびれてしまっていたのだ・・・
「チキショー」
と、心の中で小梅太夫が、鬼の形相で叫び出す。