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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

初詣は油日神社

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 山中の道をいくつか走り、トンネルを抜け、川も渡る。片道40分のなかなかのドライブだ。

 雪景色の田んぼと、晴れたり曇ったりする冬の空を見ながら、さみしいような風景の中を走る。電信柱や鉄塔さえも幽玄だ。

 近代化の波が及ばない、懐かしいような風景でもある。白洲正子さんがみえたとき(昭和の中頃か?)と、そんなには変わっていないのかもしれない。

 油日神社は白洲正子さんが絶賛していたので、20年前から行きたい行きたいと願っていた。願いがかなって3年程前に夫に連れて来てもらったら、彼もすっかり油日神社の魅力に取り憑かれ、以来、お正月になると必ずここに来ている。

 蛇行する道に入り、

 参道の灯籠を横に見たら、まもなく到着だ。

 駐車場の横で、長谷川等伯の描く「松林屏風図」そっくりの松が、お出迎えしてくれた。

 少し戻って、扁額の掛かる木の鳥居を仰ぐ。

 榊や竹が飾られてお正月バージョンだ。

 油日神社は社殿、拝殿、回廊が国の重要文化財だが、回廊を左右に持つ、この威風堂々の楼門も、文句無しに国の重要文化財だ。

 しばし、見上げる。何度見てもスバラシイ。

 拝殿前の門松を楼門より眺める。平安時代の文献に名前が記載されているような古刹である。ただし、楼門も回廊も室町時代にできたものらしい。大河ドラマ平清盛』のロケ地にもなっていて、ドラマの画面に油日神社の境内が登場したときには、夫婦で(いや、私が?)大興奮だった(笑)