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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

なんとも清々しい。

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 では楼門をくぐり、境内へ入ってみましょう。

 門の内側にはこもかぶりと一斗缶。外に見えるテントは、お正月の仮「社務所」だったらしい。

 油日神社の何が好きって、この回廊!

 雅楽の野外コンサートとか、お神楽見物とか、相撲奉納とかをここで見たのだろうか? バックの樹齢が気になる立木も神々しい。

 柱ごとにある「下げ灯籠」も素敵。「油日」というくらいだから、油関係の会社が油の一斗缶を奉納されているのだ。

 拝殿前には、ハデでもなくショボクもなく、丁度いい感じで神聖さを際立たせている門松がある。

 1日だけ授与されるらしい、おみくじが結ばれている。それも丁度いい数だ。

 蜜柑には穴が空けられ、S字カーテン金具のようなもので下げられていた。(何を観察している?)

 

 屋根の下も周囲も、格子意匠な拝殿を通り越した向こうに、本殿の鈴緒が3本見える。

 溶けた雪の水が屋根から激しく滴っていたが、カメラは捉えきれず。

 さて、いよいよ本殿で、お参りお参り。いつもなら5円のところを50円に奮発(「奮発?(にしてはすくないぞ)」という神様の声がきこえそうだが・汗)

 本殿の意匠がまた、何度見ても写真に撮りたくなるような逸品揃いで。

 猪目のついた釘隠しの六葉金具。

 エレガントな瑞垣。

 思わずため息が漏れるような、精緻な透かし彫り。

 まるで自然の造形物のように美しい渦巻き。

 これらが、あくまでも静かな佇まいで、自然にそこにある風情なのが、さらなる魅力を放っている。これらにことさら目を留めなくとも、「なんか気持ちいいな・・・」と思いながら通り過ぎる人たちに、微笑みかけるような自然体の意匠たちだ。