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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

補陀楽寺(ほだらくじ)にて

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 擽野寺からの帰りに、またも寄り道。

 まえまえから道沿いにある「補陀楽寺」の看板が気になっていたのだ。

 そのあたりの地名が「市場」なうえ、お寺近くの市場(もとは縁日か?)が栄えたこともあり、商売に御利益があるらしい。

 細い道を、おそるおそる進入する。

 あれ? 公民館に到着した? いや、その隣にあるお堂のようなものが補陀楽寺らしい。小さな村の公民館よりも小さい。ものすごく小さなお寺だ。

 しかし「補陀落渡海」に興味があり(井上靖がこのテーマで小説を書いている。「補陀落渡海記」という短編だ)、半村良の『妖星伝』(宇宙人が遺伝子をプログラミングして宇宙船?をつくり、母星ポータラカ星に帰還するという壮大なSF伝奇ロマン)を読んだ身の上としては、「補陀落」は、ほおっておけないワードなのだ。

 お参りが済んだ頃、わざわざご住職がでてきてくださり、お寺のお札(ふだ)をくださったうえ、十一面観音の御開帳のある縁日の日も、丁寧に教えてくださった。1月17日と8月17日だが、1月は無理なので、8月に行ければ。