金堂と明王堂
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金堂に辿り着くと、修行僧さんたちが、お正月のお供えなどを搬出しているところだった。お寺も、日常業務に戻るということか。
屋根の端に乗る獅子が、凛々しい。
屋根の下にいる象が、不気味に笑う(汗)
中にいらっしゃるのは大日如来さま。
昭和につくられたものだから、ごく新しい。
しかし、京都の神社仏閣を知り尽くす、人呼んで「宣京師」の小嶋一郎先生がイチオシの、大日如来さまだ。ありがたや、ありがたや。
金堂の階段のめだたない横手に、並んで座って沈黙を守っていた若いカップルが。なんとなく別れの気配を感じたのは、気のせいか。身じろぎもせず、ひと言もなく。
カラフルな暖簾?の掛かる金堂を離れて、明王堂へ。不動明王がいらっしゃる模様。
鉦を打つと、思いのほか大きな音なので、ビクッとする。
上がらせていただこうと、ふと下を見ると、
こんなところにも、桔梗の寺紋が! そこまでするのは奇矯なのでは(ああ、オヤジギャグが)。
意外に高台だ。
段々を降りようとすると、目に飛び込む象。こちらは木肌の黒さながら、
輝く瞳! ダンボのように、いまにも飛び立ちそうだ。
獅子の瓦も、大空への飛翔を応援している(ように見えた)。
そして、あのカップルのその後が気になる。