いきなり「おっかけ」。
今年の節分は、うまくデイサービスの日と合ったので、京都の神社仏閣の節分会(え)に行こうと計画した。検討した結果、三十三間堂の向かいにある「法住寺」が、盛りだくさんなメニューと、アットホームな規模だったので、ここに決定。
しかもここ、先日訪問した「養源院」のお隣という偶然の縁。
相棒は仕事の山から這い出して(!?)、ご参加してくだっさった、いつものれんくみさん。「面白いことは見逃さない!」という情熱は、さすが!
行きの電車で待ち合わせ、京都駅前のターミナルで長蛇のバス列に並ぶ。2、3本バスを見送る覚悟だったが、206のバスとは逆回りのバスが来たら数人しか乗らないので、必死で駆け込む。必死で駆け込んだものの、かなりの遠回りで三十三間堂に行くのか心配になり、運転手さんに訊ねたところ「大丈夫ですよ、行きます」との言に安心して、うそのように空いたバスでゆったり。
三十三間堂前で下車すると、すでに「法住寺節分会のご一行さま」は近辺のお店を回っていて、バスで追い越した彼らを見に行く。かなりなタイムリー。
老舗の和菓子屋さん「甘春堂」さんだ。
山伏さんの法螺貝の音、読経の声、鬼たちの振り回す刀や金槌や斧のひらめき。節分会オールスターズには、鬼たちの先導に、色とりどりの短冊をつけた長い棒を持つ天狗さんまでいらっしゃる。「法住寺」は、「日本一の大天狗」との異名がある後白河上皇の御陵をまもる寺だからか。
このあと一行は、京都国立博物館向かいの「ホテルハイアット」に向かうのだ。
おっ、信号が青だぜ!と、先導する天狗さんたち。いそげ!
続く赤鬼、緑鬼、黒鬼、ご住職さん。
横断歩道を渡る一行は、ビートルズの「アビーロード」ジャケットも真っ青なくらいシュール(笑)
海外の方は、びっくりするやらうれしいやらで、カシャッ!
でも地元の高校生は、慣れっこなのかも。「まー、京都の節分だし、こういうのもあるんちゃう?」という感じで、カシャッ。
博物館の門の前で、整列! 身だしなみチェックも兼ねて、撮影サービスタイム。
「黒鬼はん、ワラジがちいとゆるんではります」。