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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

もちつき、もちまるめ、ぜんざい。

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 堂内で、さまざまな魅力的な販売ものを見る。「こうて、こうてや」と目配せしあう物品たちが魅力的なのは、手作り感とアイディアとセンスや品のよさなのかもしれない。あざとくない。アットホームですらある。だから見ていて、なかなか楽しかった。楽しくて、うっかり「親鸞上人蕎麦喰い木像」を見そびれてしまった(汗)

 ご本尊の「身代わり不動尊」さまは、遠目だったからか、平面的なシルエットしか判らない。でも背後の炎の立ち方が独特でユニークなシルエットだったことも確か。

 となりの部屋の忠臣蔵の義士たちを、ひとりひとり小振りな木像にして陳列してあったのも壮観。

 たぶん、お檀家さんの全面的協力による「もちつき」が始まる。

 臼はなんと石! 意外にも小振り。がんばれ、じいちゃん!(いや、「わしゃ若い!」のかもしれないが)

 護摩を焚く祈祷の場は、すっかり結界が張られている。この古い呪術的な様式には、いつもワクワクさせられる。

 ロングに引いていきます。

 遠目からは、こんな感じ。ほどよい賑わいだけど、小耳に挟んだ声によると、「去年はすいてたのに、今年はえらい人やなあ」とか。

 余裕の微笑み、菊川太夫。しっかりとお歯黒もされていました。

 

 お着物が汚れぬよう、帯に布をかけ、膝には手ぬぐいを置きスタンバイ完了。

 禿ちゃんも負けじと、余裕のほほえみ。負けん気の強そうなところが、むしろ可愛い。

 さあ、餅丸めスタート! これは、あとでゼンザイにされて振る舞われます。

 誰が丸めたお餅なのかは、神のみぞ知る。たぶんほぼみんなが、「私のは太夫がまるめてくれたのかも」と期待しつつ、ゼンザイを食べるものと思われる。

 こういうのって、いいな。期待通りになることを夢想しつつ、みんなが幸せな気分になるのだろう。