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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

鬼法楽

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 なんだか、あやしい空模様になってきた。

 待ちに待った「鬼法楽」がまもなく始まろうとしているのに。

 「鬼法楽」とは、中国から伝来したと伝えられ、「鬼踊り」とも呼ばれている。数多い節分行事の中でも、独特のおもしろさを持ち、人気がある題目(題目?)。松明と宝剣を持った赤鬼、大斧を持った青鬼、大槌を持った黒鬼が現れ、鬼踊りが始まる。最後に豆をぶつけられて、鬼たちは退散、という筋書きだ。

 その後、見物人に小袋に入った「福豆」が投げられて、先を争ってキャッチ、もしくは拾うことになる。なにしろリングサイド、もとい、結界綱のすぐ後ろという最前列なので、余裕、余裕。

 山伏さんたちの法螺貝が聞こえて来た。

 初めて節分会を京都で見たのは平安神宮だったが、鬼を追い払う追儺師(ついなし)が登場し、境内の四方に向けて降魔矢(こうまや)を射る「法矢」という行事があった。今回も弓を持つ人と矢を持つ助手のような人が、ご一行に加わった。

 ご住職の後ろから、天狗を筆頭に鬼たちの登場。ゆるキャラのように人気もので、シャッターを切るひとたち続出。

 ええなあ、この後ろ姿。お腹まわりのシワシワが、なんともいえず愛おしい。

 

 ハッピを着た介添え役がいるところが、ますますゆるキャラっぽい。

 秘法を展開するグッズたち。わくわく。

 本堂へのお参りを済ませたら、次は祭壇に向かう。

 弓を持つのが追儺師(ついなし)。りりしくてカッコいいのよ〜!

 お面などで視野の狭い皆さんは、ハッピのひとの誘導で、ゆっくりと移動です。

 祭壇に供えられ、浄化され力を授かる弓矢。

 さあ、結界に天狗がやってきました。

 松明を持った赤鬼が、いかにも鬼らしく、のっしのっしと登場。

 ゆっくりと、サービス満点に通り過ぎる赤鬼。

 続く、緑鬼、そして、

 黒鬼。黒い身体に大槌をもっているので、ツノがなければ大黒さまに間違われそう?

 本堂の前で待機する太夫と禿ちゃんの横には、「YOGA」のご案内が!! フル活用されるお寺。でもそれも仏縁を作るきっかけになれば。

 さて、太夫さんに升が渡れば、豆まきのスタンバイ完了だ。

 「鬼は〜そと〜。福は〜うち!」と、大量の豆が撒かれ、鬼たちはひるむ怯む。鬼たちの演技力が問われる場面だ。

 「きさまら、来年、覚えてろよ!」とは言わず、退散する鬼たち。

 来年のこと言ったら、鬼は笑わなくちゃいけないもんね。