鼓楼
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「鼓楼」と呼ばれている国宝で、 金堂・講堂の東側に建つ。
小規模な楼造(2階建)の建物。
入母屋造、本瓦葺き。鎌倉時代・仁治元年(1240年)にできたもの。
西側の対称的位置に建つ鐘楼に対し「鼓楼」と称する。
しかし、この建物には太鼓ではなく、鑑真が唐から請来した仏舎利を安置しており、そのため「舎利殿」とも称される。
毎年、5月19日に行われる梵網会(ぼんもうえ、通称「うちわまき」)の際は、この建物の楼上から縁起物のうちわが撒かれる。
「うちわまき」は、鎌倉時代に唐招提寺を復興した覚盛上人を偲んで行われる行事。
覚盛は殺生戒を守り、蚊も殺さなかったといわれ、その徳を偲んだ法華寺の尼僧がせめてうちわで蚊を払えるようにと霊前にうちわを供えたのが始まりといわれる。
15時、ハート型をした3,000枚のうちわが鼓楼より参拝者に向けばら撒かれる。このうちわは拾えた参拝者から縁起物として非常に貴重がられている。害虫よけや、雷よけなどのご利益があるとされる。
ちなみに「うちわ」は寺の手づくりの品。
以上、文章は「唐招提寺」のウィキペディアより引用しました。