以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

葵の庭 、御井(みい)

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。

 「大炊殿」を出て、樹々の繁る涼しげな「葵の庭」に入る。下鴨神社の紋である「双葉葵」が植えられているのだ。

「植えられている」といってもコレだけだが↓ しかも鉢植え。

 「葵祭」では、行列の人々は葵の葉っぱをつけている。でも近年めっきり減ってしまった葵の葉っぱの調達は難しいらしい。

 またこのお庭は「葵の庭」と呼ぶにはおこがましいほど葵が少ないこともあるのか、古い大木のカリンも有名なのでカッコ付きで(カリンの庭)ともよばれている。青い実が結実している。

 雅びな平安絵巻の象徴(私的イメージ)でもある、牛車「唐車」がある。 

 さて、お庭の出口あたりにあった大木は、「多羅葉(たらよう)」という名前、とガイドさんが教えてくださった。この葉っぱは『ハガキ』の語源になっていて、戦国時代にこの葉に文字を書いて、情報のやり取りをしたという話もあるらしい。そのため「郵便局の木」になっており、大きな郵便局には植えられているとか。実際に、この葉っぱに字を書いて、ハガキとして送ることもできるらしい。

 思わぬ所で、思わぬ知識を得る。

 江戸前期に造られた重要文化財の井戸。

 正月の「若水神事」をはじめ、神饌調理にも使われるそうだ。この井戸の滑車は見覚えがある・・・。

 京都の名建築であり現存する唯一の揚屋「角屋」や、日野の近江商人屋敷でも見た「織部焼き」の滑車では! ・・・もしかして意外に大量生産かも(汗)