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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

さざなみ古書店

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 一応地図はプリントアウトして、おおよその場所はわかるはずの「さざなみ古書店」へ。車が入れる場所ではないので、一旦車を出て、長浜を歩く。

 たしか曳山博物館のちかくなんだけど。

 長浜といえば秀吉。秀吉といえば千成瓢箪

 この日は冴えていたH氏が、不安に駆られながらも迷うこと無く、目的地まで到着させてくれた。

 「さざなみ古書店」では、新鮮で立派な無農薬野菜が格安で販売もされていた。毎週末金〜日オンリーだそうだ。スーパーの2倍の大きさで、2倍の量の里芋が、なんとスーパーより安い300円! 大きなカラシナもH氏が好きだというので購入する。

 本以外では、福島からこちらに避難されて来た方が作られた布小物もある。残念ながらLサイズのエプロンがなかったので、小銭入れを購入。少額商品ですみません。

 もともと絵画教室の先生だった店主の中村さんなので、美術系(仏像や寺院含む)の雑誌や本が多い。店主さんの上品で気さくであたたかく、親切な対応にすっかり魅了されてしまう。中村さんについてはこちらで。

 遠くからいらっしゃったからと、特別に見せていただいた裏の蔵が素晴らしかった。

小さいけれど、ツタや紅葉が美しいステキな中庭、蔵の中の壁は、壁土に補強のため入れる黒縄が巻かれた竹がむき出しになり、ストライプの模様を作っていた。普通は壁土で埋めてしまうのに、わざと見せてデザインにしてしまう洒落っ気が楽しい。少し朽ちた蔵からすぐ外では、澄み切った水が流れる川がゆったりとカーブを描いていた。あまりに美し過ぎる風景は、まるで別世界。

 わざわざ立ち寄って、本当によかった。もう少し近かったら、リピーターになるだろう。いや間隔はあくけど、リピーターにはきっとなる。