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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

境界線♡

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次のポイントは、聴竹居にいく途中にあった。日程にはない場所である。「ブラタモリ」みたいな感じの、オン・ザ・ロードな面白ポイントだ。

 これより東、山城の国。現在で言えば、京都と大阪の境目である。

 このなんの変哲も無い山からの水の流れが、国境となっている。

 大山崎町の看板の少し向こうは、大阪の山崎町なので、大阪W選挙のポスターが貼ってあるのだ。

 見学者は大阪にいたり、京都にいたり。

 なぜか国境には付きものらしい神社もある。「関大明神社」は大阪府指定有形文化財だ。これは室町時代中頃にできたらしい。

 この土地は古くは交通の要衝として関所「山崎関」が設置され、この関が関大明神社の名前の由来となっているらしい。平安時代に関所が廃止された後は、「関戸院」として貴族や官人の宿泊施設に使われたといわれている。

 治安三年(1023)関白藤原道長高野山四天王寺参詣の帰途に立ち寄ったことが古い記録にあり、また平家落ちの途中、安徳天皇の御輿を据え、京都還幸を祈ったとされている。山崎はここもそこも、歴史の宝庫なのだ。

 また西国街道の宿場町で、今も路の途中に古い建物が散見される。サントリー蒸留所の行き道にあるので、もしも蒸留所にいくときに見逃さないように。

 その後移動開始。線路の下をくぐる細いトンネル状の通路を、一列になって歩く。ひび割れから水が滴り落ちる、夜には絶対通りたくない場所だ。トンネルを抜けると金網が張った線路沿いの、細い道を行く。ホームが見える場所で少し立ち止まり先生の説明が入る。

 「ここも京都と大阪の境目です。ホームの途中で県境があるのは珍しいですよ。ここだけです」

 そういう看板がホームにあるのはネットで予習はしたが、実物をみるとやはりウキウキする。

 境界線は、なんでこんなにワクワクするんだろう。そういえば昨夜の「ブラタモリ」軽井沢編のタモリさんも群馬県と長野県の県境で、なんかうれしそうだったな。