雨の築地本願寺
さすがはホントは美大に行きたかった伊東忠太先生、古いアジアっぽい素敵な造形だ。
筋肉の付き方、ツメの生え方がリアルだけど、架空のいきもの、翼のあるライオンだ。
狛犬のように、すぐ上の向かって石段の右側のが阿形、一番上の左側のが吽形。
階段の向こうは、レストランなどの入った建物になっている。
近くで見ると、繊細なデザインが彫り込まれていた。石の壁に開けられた幾何学的な窓?もカッコいい。
ビルの谷間の広大な異空間だ。
キュートなデザインで、バックシャンなライオンさん。異空間を結界するかのように、築地本願寺を「都会」の俗世から守る霊獣。
後付けの手すりが、チューブのようでシュール。見た目でご不満な方もいらっしゃるでしょうが、自分が手すりがないと辛い人になってしまったので、たいへん助かりました。
石造りの寺院にブルーの扉! しかも金の法輪付き!
どう見てもアジアのどこかの遺跡にしか見えない柱と、ビル群のコントラストは、空間が歪んでいるかのようでSFチック。実に面白い空間だ。
そして階段を登りつめたら、意外と高い場所なのだ。
観光バスも駐車しているから、観光ルートなのかもしれない。
階段の中程から見たところ。
いいなあ〜♫
本堂の入口の下には通り抜け出来るトンネルも確保。機能的で便利な工夫もされている。
内部については、またしても次回に。