まずはお坊さんのお説教
一般の方と溶け込んでいる山伏さんたち。さすが修験道の総本山だ(感心)。
やはり多くはおばちゃんたちだが、山伏さん自ら甘酒の接待をされていたりも。さすが修験道の(以下略)。
本堂の左側には、見事な梅。
お庭の松とのコラボも床しい。
焚かれるのが待ち遠しいような風情にみえる。
節分の日の説法をされるお坊さま。またこの方が、お話がうまくて思わず聞き入ってしまう。
「鬼というのは、人の心の中に棲んでいるもので、まわりのひとを押しのけても豆を奪おうとする心がすなわち、鬼、なのです。となりにひとつも豆をもらえなくて、がっかりしている人がいたら、どうぞそのひとにも、豆を分けてあげてくださいね。そうすれば、あなたの心の中の鬼は、外へ出ていきますよ」
というようなお説教を、落語家さんのように飄々とした口調でおっしゃるので、すんなりと心に入ってくる。語り口、というのも大事なのだ。上から目線で「可哀想な衆生のおまえに教えてやるけどな」みたいに言われると、ケッて思ったりするけどね。
「それでもひとつも豆を手に入れられなかった方も、どうぞご安心ください!門の横で豆をお配り致しますので、もらえなかった方はそこでお受け取りください」。なんという行き届いた配慮なんでしょう! さすが、しゅ(以下、略)
しかし、このときに私は、致命的な失敗に気づいた。私たちの目の前にいる若者は、ジャンボ鶴田のようにでかかったのだ。うわ〜、失敗した〜! 今年の豆のゲットは絶望的だ(汗)
とガッカリしているうちに、節分会のはじまりはじまり。
お坊さまたち、山伏さまたちが入場し、
山伏さんが今年の年男年女(福男・福女)のお名前を、奉書にて読み上げ、
この日の為に誂えたらしき着物やスーツの上に、お坊さんの和袈裟山伏のポンポン(正式には梵天というらしい)のついた結袈裟をかけて、晴れ舞台に登場。 上の写真の方は、もちろん一般ではなくかなりプロで、しかもトップクラスのえらい方みたいです。
ポンポンの色でも序列があるらしいのだが、一般人の中でもどうやら序列があるらしく、結袈裟なしの方も最後に入場された。そして
待ってました! 鬼がやってきました!!