和気あいあいな豆まき。
赤鬼から登場して、黄鬼、緑鬼もあとに続いた。
ところがなぜか、黄鬼のお面、もとい、お顔は赤い。
お面を間違えた!?
法螺貝のバックミュージックとともに、金棒を振り回し、本堂で大暴れ!・・・といいたいところだが、すし詰めの本堂だったので、遠慮がちに金棒を振り回す感じ。
さあ、豆まきの始まりだ! ・・・けど。山伏さんのとなりに、ものすごくファンキーなグラサンのお猿さんが! このお茶目なコスプレは何? 申年だから? 門跡寺院なのに、えらくフランクだ。
それにしても一般の方はもちろん、山伏さんもお坊さんも、えらく楽しそう。笑顔に溢れている。まさに笑う門には福来り。
おっ、緑鬼さんは、ちゃんと緑のお面なんだ! ということは、やっぱり黄鬼さんたら(汗)
そういや、山伏さんも退場のとき、ひとり違う方向向いて立ち上がった人がいて、あわててみんなと同じ方向に向き直った山伏さんの背中に、後ろの山伏さんが「おいっ」とばかりに軽く鉄拳を食らわしてたっけ。うう〜ん、なんか、ほのぼのと小学校の運動会を思い出すなあ。失敗も微笑ましい。
鬼さんたちは、降参した模様。今後は仏門の配下になりますということで。
豆まきにもご参加いただきました〜。鬼さんも福豆を投げてくれる、希有なお寺だ。これは修験道の開祖役行者が、鬼を従えた伝説になぞらえた全国でも珍しいものなのだとか。
きゃ〜! こっちにも投げてください〜〜! ・・・でもやはり前にいらっしゃったジャンボ男子にブロックされ・・・・・・と思っていたら、ラッキーにもボディジャストミートで2個飛んで来たのをゲット。やはり日頃の行いが、こういうときにモノをいうのかも(笑)
豆まきが終わったら、鬼の金棒でアタマを叩いてもらいたい人が、鬼さんの前に集合する。
んん?? あの左の隅に座っているイエローな方々って・・・??
後ろ姿でわかりにくいけど、れんくみさんに教えてもらったところによれば、これは「バナナ」とか。かろうじて「さる」はわかるけど、「バナナ」のコスプレって!? バナナが3人も正座している図って!?
聖護院の肩のチカラの抜け具合、なかなか堂に入っている。皇室とつながりのある格式の高い寺院で、こんなにもお茶目なことをしてくださるとは!! ということで、すっかりゆるくて愉快な聖護院がお気に入り。
さっき説教をされていたお坊さんが、「豆まきの後、1時間ほど時間をあけて護摩を焚きますので、その間、熊野神社や須賀神社にもお参りし、でも吉田神社まで行ったら間に合いませんので、このふたつくらいにして、是非護摩焚きにもお越し下さい」と、おっしゃってたっけ。なら、仰せのとおりに。