御霊神社 その1
正面の拝殿。清々しい佇まい。ま、神社だからね。
絵馬殿もありましたけど、暑さのせいか観察を怠りました(汗)
瑞垣を巡らされている。御簾のようなものかも。畏れ多いので、間接的に見える配慮(作戦?)なのかも。
おお、あちらで参拝するようだ。
狛犬の後ろ姿がキュート。
茹でた蛸のような屋根の石灯籠は、レリーフが細かい。十二支が巡る上には、馬?に乗る姫君?が。なんなんだ、一体。小嶋先生に質問すべき箇所だった。
笑っているとしか見えない狛犬。それもどちらかといえば、上から目線な笑いだ。
そんな相棒を、苦々しい顔で見やる吽形の狛犬。
拝殿の奥にずらりと居並ぶのは、
三十六歌仙の方々。これについては、小嶋先生にお聞きしたので明白。神社には和歌を奉納することがあり、そのため三十六歌仙の方々の肖像画を掛けているのだとか。
真夏の緑の中には、
こんな像も。
司馬温が子供の頃皆で遊んでいたら、友達が水瓶に落ちてしまい溺れそうになった。皆が慌てふためくなか、司馬温だけは機転を利かせ瓶を割って救出したという話。命の大切さを表しているとの事。
しかし、この子は何を考えて瓶によじ上ったのか、意味不明だ。ま、子どもはそんなもんだけど。砂利の山に駆け上がったり、わざわざ水たまりに入ってみたり、横に石段があるのに崖を登ってみたり。私もそんな子どもだったから、意味不明なことをするのも、わからぬでもない。
「てーへんだ、てーへんだ! 落っこちやがった!」 と、がらっ八(銭形平次の子分)のようにパニックになる子どもたちの中で、
手近にあった大石で瓶を割った幼い司馬温。機転を利かせて友達の命を救ったという故事だけど、
子どもの力で石を持ち上げ、いわんや瓶を割る事ができる、という方が私には驚異だ。機転もあるが、その力業に驚いた。沈着冷静にして力持ち。天は二物を与える。という故事でもあるのかも?