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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

蟲文庫さん

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 本町通りには、やはり春にたまたま前を通りかかった古本屋「蟲文庫」さんがある。そしてやはり時間切れで、短時間しか滞在できず後ろ髪を引かれていたのだ。  お店の前にあるのは、店主・田中美穂さんの愛車だろうか? 彼女は自転車通勤なのだ。  私たちに続いて、猫が扉を手であけて(!)勝手に入って来た。「うちの(猫)じゃないんですけど、自分で戸をあけてよく入って来るんです」と、ちょっと困ったような、でもややコミカルな、静か、かつチャーミングな口調でおっしゃった。5人も入れば「ひしめく」という感じになるほど、ちいさな古書店だ。私たちの他、あとでひとりずつ入店された2、3名のおじさまが、寡黙に本を選んでらした。  行きの車中で、「私の小さな古本屋」を読了したばかり。気持ちは、ややオーバーヒートぎみなくらいだ。  作家・木山捷平さんのことが書かれた部分に、じんわりと共感する。なかでも木山氏も田中さんも3月の早生まれで、小さい時にはクラスメイトがなんなくできることがなかなかできずに苦労されているらしい。これにも大共感。何を隠そう彼等より若干早いとはいえ、私も3月生まれなのだ。  それに昨日、田中美穂さんのブログをチェックもしている。  ここで気の効いた読書人がチェックしているらしい(恥ずかしながら私は夫に教えてもらった・汗)「松岡正剛の千夜千冊」というブックレビューで、彼女の著書『苔とあるく』が取り上げられた話を読んでいたので、田中さんの喜びを分かち合えた。「松岡正剛の千夜千冊」に取り上げてもらえるって、ちょっとした殿堂入りだもん、すごいことなのだ。  しかし気持ちが前のめりになっていたらしく、ご著書に出てきたペット?の亀の存在や、店内の古いポスター、販売品の手づくりヌイグルミのチェックも怠ってしまった・・・。すっかり舞い上がっていたのだ。私のバカ、バカ!  とはいえ友部正人さんのこと、ムカデを忌避するにはドクダミが有効な話などをして、店主さんとは和やかにお話できた。念願の店内の棚をチェック。格安になっている書籍や絵葉書を少し購入。蟲文庫なので、虫つながりの絵葉書。  赤瀬川原平さんの本は古書店で目についたら、なるたけ買うようにしている。山伏は常に気になる存在。メディア関連の人は、もしかするとKちゃんの卒論の資料になるかもしれない。バカリズムは完全にKちゃんへのお土産(「これ、買おかな〜と思ってたねん!」と、たいへん喜んでもらえた)。  しかし旅人なのに、なんでこんなに重い本を買うのだろうな、私は(汗)