以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

摩尼殿(まにでん)まで

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
いい感じに古びた、立派な塀が見えて来た。  こういう古い道標の文字を読めないのがクヤシー。そういう「学」があればなあ〜と、ないものねだり。  あ、塔頭寺院だ。  中興の祖のお坊様のお住まいだったらしい。お寺の名前は「十妙院」。  そもそも、わずか16歳で旅立ってしまった少女のために建てられたらしい。そこには、どんなストーリーがあったのでしょうね。  石垣の苔むしかたが、いかにもの昔を思わせる。  文字は消えかかっているけど、「鳥獣保護区」の看板。  「害鳥獣捕獲のハンターといえども、無断入山を禁じる」。つまり、ひとことお寺さんにお伝えしておけば、殺生も大丈夫ということなのだろうか? 日本語はむずかしい。  ステンレスの手すりのカーブがお見事! 作るの難しかったでしょうけど、曲線が樹木と不思議にマッチングしている。ある意味、アートかも。  「笠塔婆」というものらしい。鎌倉時代の石碑。  笠塔婆にズーム!!  石から掘り出された阿弥陀さま。  おおっ、アーチの古い石橋が。ここから先は神聖な場所であることを示す橋だ。名前は「湯屋橋」だ。えっ?「湯屋」?  いきなりお風呂場だったなんて! まるで「千と千尋」じゃないの。それにしても、さすがの書写山も荒廃したことがあったのね。  橋を渡ると、威風堂々と佇む「摩尼殿(まにでん)」が現れる。  摩尼とは梵語の如意のこと。天禄元年(970)創建。  本尊は六臂如意輪観世音菩薩で、この堂の創建前、天人が桜樹を礼拝するのを見て、上人が根のあるままの生木に観音像を刻まれた。そのために岩山の中腹に舞台造りの建物となった。本尊六臂如意輪観世音菩薩は、1月18日の鬼追いの日に開扉される。  国指定の重要文化財四天王立像もここに安置されている。    (書写山のHPより)