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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

もうひとりの殊勲賞

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 Kちゃんが自分の部屋を片付けたら、使用済みノートが2基のタワーになっていた。1年生のときから、毎日こつこつ勉強してたもんなあ。

 そういえばおばあちゃんが、「学問はじゃまにならへん。必ず役に立つ。てウチの母親がゆうてた」と昔いってたっけな。Kちゃんは勉強の要領は悪いし、受験テクニックも得意ではないけど、勉強したことは「身について」いる気がする。受験にはさほど活かせなかったとしても。敢闘賞ものだ。

 そのおばあちゃんも、Kちゃんに負けず殊勲賞ものだ。ちゃんと生き続けてくれたのだもの。

 途中、どんどん力が弱くなったり、食欲が落ちたり、歩けなくなったりして、どうしようかと真剣に心配したが、なんとかここまでたどりつけた。

 卒業式の前日なんて、かなり調子悪そうだったから、「このタイミングはあんまりなので、神様お願い!」とずいぶんハラハラだった。神様はちゃんと願いを聞き届けてくださり、翌日はなんということもなく、おばあちゃんはいつものようにデイサービスに出かけてくれ、胸をなでおろした。

 彼女のとりあえずの目標は、90歳までがんばって生きること。とりあえず、あと2年、がんばってください! そして2年後にはこっそりあと2年目標更新して、Kちゃんが社会人になるのを見てもらおうと思っています。目標の目盛りが細かいと、欲がでるからね。

 とにもかくにも、毎日生きていてくれて、どうもありがとう、おばあちゃん。